けんちん汁って、その家その家で味が違うものです。
大量に作って、何度も温めなおして食べることができます。
大勢集まる時の定番料理。
けんちん汁は、根菜が沢山食べれて、寒い季節には身体を芯から温めてくれます。
夏は夏で、汗をかくので 塩分やミネラル補給にもぴったりです。
わが家のけんちん汁のポイントは、材料を炒めるときに醤油を入れることと 出汁にこだわることです。
家族が集まる時には、季節を問わず必ずつくる料理です。
けんちん汁の材料
豚肉 できればバラ肉 100gぐらい
こめ油またはサラダ油 大さじ2
ごぼう(出汁がでるので必ず入れたい)
人参
大根
こんにゃく1枚
きのこ類(しいたけ、まいたけ、しめじなど)
里芋(あれば)
長ネギ
量は適当で良いのです。冷蔵庫の大掃除にもなります。
油揚げ1枚
豆腐(もめんがお薦め)1丁
茅乃舎のだし1袋 または和風顆粒だし
酒
醤油
けんちん汁の作り方
1.豚肉(バラ肉)は、小さめに切る。
2.ごぼうはささがきに、大根 人参はいちょう切り。大きければその半分にします。
しいたけやこんにゃくも大根や人参の大きさにあわせて切ります。
まいたけ しめじは、手でばらす。
細かく切ったほうが、うどんや蕎麦を入れて食べるのにも食べやすくなります。
3.鍋に火をつけ、油を熱したら豚肉を良く炒めます。
4.豚肉の油が油へ溶けだしたら、ごぼうを炒めます。
ごぼうは油とあわせることで、よい出汁がでます。
5.その他の野菜やきのこを加えていためます。
6.あとから入れた野菜に油がまわったら、鍋肌へ醤油を大さじ1杯程度回しいれます。
これで、醤油の香ばしい香りが出ます。
ここがポイント!
7.水を入れ、沸騰直前に灰汁を丁寧にすくいます。
8.茅乃舎の出汁1袋の袋を破いて、粉を全部入れます。
(和風顆粒だしでも良い。)
9.材料が柔らかくなるまで15分くらい煮ます。さといもは火が通りやすいので、ここで入れます。
10.油揚げと長ネギを細かく切って入れます。
11.酒、醤油で味付けします。
あとから豆腐を入れるので、少し濃いめに味付けします。
12.火を止めて、最後に豆腐を手でぐちゃぐちゃに崩しながら入れます。
一度冷ましてから温めなおすと、具材に味が染み込みます。
これでできあがりです。
醤油と茅乃舎のだしがポイント
炒めているときに醤油をいれるのは、私の母の味です。
母から作り方を直接教わったことはなかったのですが、母が亡くなってから何回も作ってできた母の味。
母は、いつも 離れて住んでいる妹へけんちん汁の具材を炒めて味付けをしたものを冷凍して持たせていました。
水を入れてのばせば、すぐにけんちん汁ができるようにと…。
その作り方が、わが家の母のけんちん汁の味になったのです。
醤油を少し入れて炒めることがポイントです。
コクが出て美味しいけんちん汁になります。
また、茅乃舎の出汁を使うだけで 料理上手になります。
少しお値段はするけれど、きらしたことはありません。
澄んだ出汁にするときは袋のまま出汁をとります。
それ以外は、あごだしなどのカルシウムも摂れるので袋を破いて入れています。
食べるときに、刻みネギと筑波山名物の「みよこの七味」をかけると最高です。
けんちん汁は、その昔は精進料理で野菜だけで作るものと言われているようです。
わが家では、祖母の時代から豚肉で作っていました。
豚汁は、豆腐を入れずに味噌味にしています。
これも その家その家で違って良いでしょう。
子供達にとって懐かしい料理があることが 幸せなことだと思います。
家族へわが家のけんちん汁を伝えていきましょう。
コメント