貝殻のまんまの生きているつぶ貝。
パックの中で動いています。
以前に生きているつぶ貝を生でお刺身にしたのですが…
生きたまま殻を砕いて動いているつぶ貝を捌くのは、ちょっと無理でした。…
もう2度とつぶ貝を捌くのはやめようと思っていたのですが、
塩ゆでにして捌く方法があると聞いて、再チャレンジしてみましたー!
つぶ貝には毒がある場合がありますので、下処理をします。
つぶ貝の毒
エゾバイ科の貝類は唾液腺にテトラミンと言う毒素を持つ種類があり、唾液腺を除去せず食べると食中毒を発症することがあります。
食後30分から1時間程度で頭痛、めまい、船酔い感などの症状が現れることがあるそうです。
しっかり下処理をしてから食べましょう。
つぶ貝の下処理
1.つぶ貝をタワシを使ってゴシゴシ洗います。
2.なべに1のつぶ貝、水、塩を入れて火にかけます。
沸騰後、約5分茹でます。
3.ざるに上げて、茹でたツブ貝を流水にさらします。
この際、まだ汚れが残っていたらしっかりと取ります。
4.茹でたツブ貝の身に千枚通しやアイスピックなどを差しクルッとひねるように身を出します。
5.丸くふっくらした部分に包丁を入れます。
黄色の部分が唾液線です。
包丁でしごいて取り、良く洗います。
この方法なら、最初に塩ゆでするので扱いやすく美味しく安全に食べることができます。
つぶ貝の食べ方
お刺身にするなら、内臓はとります。
煮物などにするときには、内臓も苦味があって美味しいので食べてみてください。
アワビやサザエに比べると柔らかいので、様々な料理に使われます。
適度な歯応えがあって ほのかな旨みと甘みのあるやや淡白な味のものが多く、様々な料理に使うことができます。
北海道での代表的な調理法の一つは「焼き螺(やきつぶ)」は、中身を引き出して内臓を除き、エゾバイ科のものであれば唾液腺を取り除いてから貝殻に戻し、焼くそうです。
そのほか串焼き・付け焼き・ぬた・塩茹で・和え物(あるいはサラダ)や、寒い時期にはおでんにいれても美味しいです。
今日は、内臓も一緒にガーリック炒めにしました。
油を引いてスライスしたニンニクと鷹の爪を入れて、香りがでたら食べやすい大きさに切ったつぶ貝を炒めて醤油で味付けします。
食べる部分も多くて、美味しかったです。
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